マナビノギ

マビノギハァンタジーライフ

ATK RS6

キーボードの外装には公差があり厳密な規格もないため正確なサイズも精度もばらばらですが、競争力のある製品は「±0.1mm」のように細かい寸法を表示しているものも多いです。

特に金属の削り出しで形成されているフレームは、樹脂製に比べて加工精度が高く正確な寸法と誤差を求めることができ、キーボードに単なる入力装置以上の付加価値を与えています。


HHKB

私のお気に入りのATK RS6(上)は高さが3.5cm、キーストロークが3.5±0.1mm、押下圧36±5g、
HHKB Proffesional Classic Type-Sは高さが4.0cm、キーストロークが3.8mm、押下圧45gとなっていますが、実測では微妙に異なっています。
Joro

Razer Joroは16mmほどしかないw
これは「ロープロファイル」よりもさらに薄い、ノートパソコンのキーボードに毛が生えたくらいのもの。



さて…スタンダードというか伝統的なキーボードは、往年のタイプライターの構造やスイッチの作動点(アクチュエーションポイント)の都合で高さが4cm、ストロークが4mm、押下圧が45gのものが多いのではないかと勝手に想像しています。

いわゆるフルハイトのキーボードといえばこのサイズです。


PCを買うと付属されるキーボードや、事務作業からプロフェッショナル用途まで定番のRealforceなども長らくサイズが固定されてきました。

しかし近年それより0.5ほど薄いキーボードが目立ち始めてきました。わりとかなり最近なので日本では正規販売店(代理店)から購入できるモデルはまだ多くありません。(むしろロープロファイルのほうが充実していると思います)

高さ3.5cm、ストローク3.5mm、押下圧35gのキーボード。


小さく薄くした分、原材料を減らしてコストダウンになっているのは容易に推測できるのですが、はたして「それだけ」なのでしょうか?




これは私の体感です。体感ですよ。科学でもなければ臨床でもなく体感によるものです。

ゲームをするなら3.5のほうがはるかに疲れません。


4.0のキーボードは肩だけでなく手首と指にじわじわ疲労が蓄積されてきました。

タイピング(文字入力)に求められるのは「正確さと速さ」であり、ストロークの深さは確実な入力と “フィードバック” に対応します。
キーの「底突き」ないしタクタイル感・クリック感をスイッチに実装するために公差を含めて4.0mmが好都合というのが、私の想像です。


ところがゲームの場合「長押し」「同時押し」「連打」といった通常のタイピングにはない操作が必要になります。
これを繰り返し行う場合、0.5の差が無視できなくなってくるようなのです。

HHKBは最高部が0.5cm高いだけでなく、手前から奥にかけての勾配がRS6よりも高く、全体として手の位置が高くなります。
それで「HHKBはなんか分厚いからパームレスト(リストレスト)が必須」という認識に至るユーザーが多いのです。
まぁこれでも解決ですが、根本的な解決にはなっていません。


すでに4cmで設計されているキーボードを、0.5cm薄くするのは容易ではありません。

フレームの金型から作り直さなくてはならないし、基板の位置も強度も再設計が必要になり、互換性や販路の問題も山積みです。
0.5cm薄いモデルを製造したからといって売れる見込みがなければ頓挫するだけなのです。


……という課題があるから、キーボードを0から設計できる新興メーカーのほうがチャレンジ精神にあふれています。



基板の設計や金属の加工技術に優れた腕のある職人たちはキーボードづくりに余念がなく、プロゲーミングチームを支援して一躍有名に、一獲千金のチャンスを狙っています。

似たようなメーカーとキーボードがどんどん増えているのはそういう事情があるからなのです。

実際に統計を見てみると、大手ゲーミングデバイスメーカーは新興メーカーにかなりシェアを奪われていて、価格でも宣伝でも競争力で負け、動画広告の本数でも圧倒されていることがわかります。


そしてユーザーは「安いデバイス」「フレンドリーなメーカー」に惹かれるため、ますます新興メーカーが強くなっていくのです。

またそれに輪をかけて「大手を支持するのは時代遅れ」と扇動され、さらに流出していきます。





キーボード選びの鉄則は…

・これが絶対的に優れているという “定義” はない。
・すでに慣れたものを使っているのなら買い替えは慎重に。
・打鍵音で選ぶと幸せになれるかも。
・日本語配列の選択肢は非常に少ない。
・キートップはPBT一択とは限らず、RGBライティングはABSのほうが映える。
・タッチタイピングをマスターするのが最優先。
・しかし手元を見ながらでもミスなく打てることのほうが重要。
・迷ったら3.5cm, 3.5mm, 35gを選べ。



今のゲーミングキーボードはプラスチックではなくアルミニウムの削り出しでできているものが多く、そのため重量が1.0kgを超える製品がざらにあり、大変重たくなっています。持ち運びなど想定されていないかのようです。
内部には何重もの吸音フォームやシートが敷き詰められ、ケース内の空洞を満たし、不要な振動と反響を抑える工夫がされています。
キーボードを0.5cm薄く設計するのはこの空洞を減らすことにも貢献していて、より心地よい打鍵音を実現しています。


ゲーミングなんてただ光るだけ、ただカチャカチャ音が大きいだけのキーボードだと思っている人にとっては、想像と実態の違いに驚くことでしょう。


私の経験上3.5のキーボードは圧倒的に疲労が少ないです。
邪推というか先入観で「薄型はコストダウンの産物」と思っていたのは誤りです。

特にRS6は薄いだけでなく傾斜も固定(チルトスタンドがない)なので、やはり部品点数を減らすか強度を担保する工夫だと考えていましたが、これもゲーマーのニーズや使用感から最適な角度で設計されているということでした。

この角度で快適に使用できるためそもそも調整する必要がない…。
「それでも調整できるほうがいいよね」と感じるとすれば、まぁそういうことなんです。
チルトスタンドで1段階か2段階に角度を変えられるようになっているキーボードが多いので、ここが固定というのはむしろ珍しい。
しかし角度と高さをよく考えて設計したら、これが最適でした。という感じなんでしょうね。


肩や首を回したりそらしたりストレッチしなくても平気になりました。

長時間の使用でも疲れなくて快適であるだけでなく、“使っていて楽しくなる” キーボードを今はいろいろ選べる時代です。

疲労感や楽しさというのはカタログスペックやベンチマークスコアからは判断できないため、高性能なものや人気のあるものが万人に適しているとは限りません。
「3万円のキーボードより3千円のキーボードのほうが気楽に使える」という人もまた多いのです。


スマホユーザーにとっては必要のないデバイスかもしれませんが、PCゲームを快適にプレイする以上はモニター、キーボード、マウスまたはゲームパッドは不可欠です。
マウスとキーボードを使わずにマビノギをプレイしてみれば、その重要性を理解できるはずです。


キーボードというのは料理でいうところの「食器」です。
紙皿であろうがプラスチックだろうが陶器だろうが景徳鎮だろうが盛りつけた料理がうまくなるわけでは決してありませんwwww




自分の好きなものを選んでください。
しかし「好きなものを選べ。以上。」では話が続かないので屁理屈や主義主張が展開されるのです。

快適だと感じるキーボードを打鍵していると「猫のふみふみ動作」さながらドーパミンが分泌され、それゆえ沼るという話もあるくらいですから、実用性とは別の価値があるのかもしれませんねw
ボイスチャットやオンラインミーティングでは静音キーボードを使い、普段はお気に入りを使うのがいいですよ。

HHKBのType-Sは聴感的に静かであるだけでなく、マイクで収録するとレベルゲージのクリッピングが起こりにくく、実際の音量も小さいことがわかります。

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この記事へのコメント

0 フンイキー 2021年00月00日 --:-- ID:manabinogi
私はフンイキー!ただのムードメーカーよ!
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