
いくつかのレイヤーを編集できるキーボードです。
最初に言っておかなければなりませんでしたが、このように全体のレイアウトを編集したり切り替えたりできるキーボードであることが必須要件です。
ここではWin Fnを選び、「Fnキーを押している間に切り替わる配列」を好きなように登録していきます。

左手だけでテンキー(ナムパッド)を0から9まで押せる配置の一例。
マビノギでショートカットキーを細かく登録できる
F1~F12をその下の2行にわたって割り当ててみました。これは比較的使いやすいです。

普段は左手の親指はスペースバーに置かれていますが、少し内側へ曲げることで先ほど設定したFnキーを押せるのです。
これを押している間、残りの4本の指を使ってナムパッドとF1~F12
として入力されるようになったキーを押すことができるようになります。
左手が本来押す
2倍の数に相当するキーをこれで入力できるということです。

一般的にCaps LockのあるこのキーをFnキーに割り当てるのも使いやすい方法の一つです。
私はここにCtrlを設定しているので使えませんが、Caps Lock自体が邪魔だと思っている人なら、これをFnキーにして小指で押すようにすることが有効です。
しかし物理的にテンキーが付いているものと違い、これらの操作は直感的ではないし、とっさに正確に押せるかどうかが難しい懸念もあります。
またリマップには一定のルールや規則があるわけではないし、キーの印字が実際に登録されたキーに応じて変わることもなく、あくまでその人の好みでカスタマイズされるため、設定を知らない人に使わせても混乱する問題があります。
結局ファンクションキーとテンキーのある「フルサイズ」と、このようなコンパクトキーボードの「レイヤーを必要に応じて切り替える」のとでは、どちらが使いやすいのでしょうか?
慣れてしまえば手元や視点の移動を最低限で済ませられる後者のほうが早くて楽だと思います。
しかし何か別の作業をしながら片手間にやろうとすると、手の位置が少しずれただけでも誤ったキーを押しやすいので盛大に誤爆するリスクがあります。
にもかかわらず60%キーや75%キーボードがなぜ選ばれるのか不思議に思われるかもしれません。
2025年現在、フルキーといえば109個(日本語配列)、104個(英語配列)のキーがあるのですが、コンパクトキーボードの需要が高まっているため、各メーカーはフルサイズよりも60%の商品に注力している傾向があり、選択肢が増えているだけでなく「プレミア感」も著しく高くなり、マニアやギークでなくてもちょっと高級なキーボードを買い求めるケースが大変多くなっています。
価格が逆転しているものも珍しくありません。
フルサイズよりも60%のほうが高価なものがあるんですよwww
素材や質感の高い特別な原料を用いたり、基板やコントローラーを改良して非常に低遅延で操作できる構造になっていたり、精密に作られたスイッチで耐久性と正確性を向上させていたり、まるで “楽器の” キーボードかと思うくらい打鍵音に尋常じゃないこだわりを持って設計されていたりと、60%のサイズにはあふれんばかりの付加価値とロマンがあります。
また一般的な用途ではフルキーが不要であることも多く、ゲームの人気タイトルのほとんどが60%未満で対応できることからも、大きなキーボードをあえて選ぶ人は少なくなってきているようです。
むしろキーボードがサイズダウンして横幅が狭くなっているほうが、マウスの操作範囲が広く快適になるメリットが優るのです。
小さいからコストダウンしていると思われがちですが、むしろ小さいのが現在の主力商品でピンからキリまでラインナップされていますよ…
マビノギはフルキーでないと不便だ、というのは間違いではないのですが、それはもう20年前の様式なんですよねwwww
……ということを20年目にして思ったけど……
よく考えたらマビノギはキーボードよりもマウス操作の多さがネック。インベントリの整理はもちろん、アイテムの作成(生産)やリストから選択するのさえマウス操作が必須。
よく似た外見のアイテムはマウスオーバーするまで区別ができない場合があるし、
地面に落ちているアイテムを右クリックしても詳細が一切わからないようになってしまったのが致命的…拾うまで性能やインベントリサイズ(以前の仕様なら画像から縦長か横長かくらいは判別できた)を確認できなくなっているのが難点;
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