
農場から出ると問題なくチャットが打てるらしい。
「壊れていないものを直すな」"If it ain't broke, don't fix it"という英語のことわざがありますが、パソコンの基本ソフトウェアには「勝手にアップデート」する機能があるため、「何もしていないのに壊れた」ということがたびたび起こります。
システムが正常に動作している間は不用意にアップデートしないことが大切です。
古いグラフィックドライバーで最新のゲームが正常に描画されない場合に限り、ドライバーのアップデートを試みるのは賢明です。
パソコンに周辺機器を新たに接続したり、そのソフトウェアをインストールしたりした際に一時的あるいは断続的に「動作が不安定になる」ことがあります。
あれこれ調べたあげく「周辺機器を買い替える」のは最悪のケース。
たいてい壊れているのではなくドライバーが不調なだけなのです。
USBケーブルを抜き差しするだけで直ることがあります。「OSのクリーンインストールやリカバリー」も少し待ったほうがいい。
時間がかかるし元に戻せるかどうかわかりません。
「周辺機器」というとキーボードやマウス、ヘッドホンやモニターなどを思い浮かべると思いますが、内蔵のサウンドカードやSSD/HDD、メモリ、グラフィックボードも含まれます。
内部に簡単にアクセスできない、あるいは付けたり外したりするのが怖いという人も多いでしょう。
意外とあっさり「直る」のが
CMOSクリアという操作です。
マザーボードには電源を入れた直後に「自分には何が接続されているのか」を診断する機能があります。
通常はすべての周辺機器を正しく認識したうえでOSを起動させるのですが、ときどき「認識はしているが正しく動作できない」ことが起こるんですね。
CMOSクリアの前に、この問題を解決するのが「ケーブルの抜き差し」だったり「ドライバーの再インストール」だったりするわけです。
しかしそれでも上手くいかないことがあります。
「いったんアンインストールしたいけど、そもそもインストーラーがなくOSの標準ドライバーで動作していてやり方がわからない」
「PCに接続しているだけでブルースクリーンが出てしまって外しているから操作できない」そんな場合に「デバイスマネージャー」を使用すればアンインストールできます。
ここまではPCの内部に触らなくてもできます。
一部の高級マザーボードには「CMOSクリア」のボタンがバックパネルについています。
取扱説明書に従ってそのボタンを押すだけです。
普通のマザーボードにはCMOSクリアのボタンはついていません。
いったんケースを開けてマザーボードの表面を見てください。
もし「ボタン電池」を簡単に取り外せるなら取り外します。
数分間待ってから電池を元通りに取り付けます。
これだけで「CMOSクリア」が完了します。
でもビデオカードが差さっていてボタン電池に届かないことがほとんどでしょう。
ビデオカードを外してからボタン電池を取り外せるならそれでもいいです。
ついでにエアダスターでホコリを飛ばしておくといいです。
ともあれまずマザーボードの型番を正確に把握し、手元にあれば取扱説明書を開き、なければWeb検索してマニュアルを入手してください。必ず「CMOSクリア」の項目があります。
2本のジャンパピンを金属の棒(ドライバーなど)で触れてショートさせる方法や、「ジャンパピンに取り付けてショートさせるだけの部品」がマザーボードに付属、あるいはショップで売っています。
いずれかの手順に従ってCMOSクリアを実行します。
その後パソコンを元通りに設置して、周辺機器をすべて接続し、電源を入れます。
CMOSクリア後は電源投入時の挙動がいつもと違っていることに困惑するかもしれません。
勝手に何度も再起動したり、黒い画面のまましばらく止まったりするのは
正常です。
その後、特に何もしなくてもBIOSがリセットされ、いつものようにWindowsが立ち上がるはずです。
古いマザーボードだと、BIOSを初期化するコマンドをキーボードから入力しないと先に進まないかもしれません。
くれぐれもマザーボードの取扱説明書を「読める」人だけが行うようにしてくださいね。CMOSクリアはぜんぜん難しくない操作なのですが、最低限マザーボードの型番とマニュアルを理解できる人でないと困りますから……
ネットワークに接続されていればPCの日付・時刻も自動的に修正されます。
しかしWindowsのスケジュールによってはしばらく日付が狂ったままになるかもしれません。
画面右下の時計を右クリックして「日時を調整する」から「今すぐ同期」でOKです。
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