PCのデバイス(周辺機器)が不調でも、物理的な故障を疑うのは少し待ってください。
原因はドライバーソフトウェアやBIOSがらみの場合もありますが、使用するUSBポートを変えるだけで解決することも多いです。
USBオーディオは昔からトラブルが多く、USBの規格が2.0から3.0へ変わりつつあったころには本当に「まともに使えるデバイスがない!」ということもありました。
オーディオ系は厄介でして、一見ちゃんと動作している状態でも「ノイズが混じる」と使い物になりません。
USB2.0では正常なのに、3.0に接続するとノイズが混じるトラブルが非常に多かったです。
ところが最近ではその「逆」もあるようです。
USB2.0と3.xでは帯域だけでなく供給電力も異なり、デバイスによってはUSB3.0の電力を必要としているものもあるからです。
それを2.0のUSBポートに接続すると……電力不足となって正常に動作しなくなります。
「認識はするけどまともに使えない」──。
たとえば外付けのストレージであれば「後方互換性」といって、ようするに読み書きが本来よりも遅くなるだけで問題なく使用できるのですが、オーディオはそういうわけにいかず、ノイズが乗ってしまうことがあるんです。
USBの見分け方ですが、端子の内側の色を確認してください。
黒というか特に色のついていないものは2.0です。
青(とりわけゲーミングは赤のことも)は3.xです。
ポートの周囲に小さな文字で「3.2」とか書いてあるものもあります。
その場合は何も書いていないポートが2.0です。
黒のUSBポートで異常が発生するなら青のポートへ。
青のUSBポートで異常が発生するなら黒のポートへ。
まず差し換えて正常に動作するかチェックしましょう。
細かいことを言うとUSB3.0以降は規格が乱立しすぎて混乱するので割愛しますwwww
とにかくUSBオーディオは2と3で動作がまるで違ってくる場合がある、ということを覚えておいてください!
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