名も知らぬ少年と名も知らぬ少女がいます……








(ルウェリンは生徒と思われる人たちと会話をしている。)







今日はあまり時間がなくて本当に残念です。
この間の演奏に関する話を聞きました。
忙しくてその場にいられなかった事が本当に残念です…。





残念と言いながら満面の笑みを浮かべるルウェリンｗｗｗ






みなさんで連絡を取っていたとは
あの時の感動を忘れていない大勢の人たちが喜ぶ話ですね。
今度私にもみなさんの演奏をぜひ聞かせてください。






もちろんです。ブリアナさんも興味を持っていますから。
シンシエラク家の長男が参加してくれると
大いに盛り上がること間違いないでしょう。



ブリアナ……







いつになるかは今のところまだ分かりませんが…。
みんなで時間を調整しているので、
今度はルウェリンも一緒に…ん？







(落ち着いている青年がこちらに気づくと、みんなの視線がこちらに向けられた。)


青年じゃないでしょｗｗｗ少年ｗｗｗｗ




これはねぇ……





たびたびルウェリンのことが「少年」と呼ばれているからまぎらわしいんだよね。











ほぅ…
こんなところでかの有名な方に会えるとは。
こんにちは。aspirinさん…ですよね？
私を訪ねてきたんですか？



「ハア？」の顔で「ほぅ…」と言うルウェリン。















では、私たちはもう失礼します。
今度ぜひ演奏を聞きに来てくださいね。約束ですよ！




あっ……








みんなにも話しておきますから。







ハハハッ、分かりました。
では、また。







(ルウェリンがぎこちなさそうに二人を見送った。)




……来るタイミングが悪かったかな。








(二人の姿が見えなくなった後…ルウェリンがこちらに視線を向けた。)



いや…二人がずっといるんだけど……






(先までの愛想は消え、ぶっきらぼうな態度になっている。)








何の用ですか？こんなところまで。
体調はどうですか？かなり時間が経ったんですが。



ちょ…






ぶっきらぼうにもほどがある……




ぶっきらぼうって喜望峰みたい……








(目を細く開けてこちらを見ている少年がいつも通りに話を続けた。)



ほらｗｗｗｗまぎらわしいでしょこれｗｗｗ






どこかへ行ったはずの二人がずっと残っているのが不可解ｗｗｗ







あの事があってから内部でも色々話し合われましたから。
どうですか？再び歴史の主人公になった気分は。
やっぱり神のご意志を全て理解するのは無理かもしれません。
それ以前に人の気持ちもなかなか理解できませんから。


アルターについて聞く　ルウェリンについて聞く



ハア……



アルターに会うために来てるんだが……










(ルウェリンにアルターについて聞いた。)







アルターさんはゆっくり休んでいます。
また順調に回復しています。
もうすぐ aspirinさんとも会えると思います。
というか、彼がとても会いたがっていますから。






ふむ………







……………。







(ルウェリンは指で頬をトントンと叩き、こちらを見ながら話を続けた。)


なんなのこれｗｗｗ









背中をトントン、鼻をトントン、頬をトントン……







正直、アルターさんのことを子供だと思っていました。
親鳥の後をよちよちと歩くひなみたいにaspirinさん、 aspirinさんって………。


(　´∀｀)ｷﾞｧｱｯﾊﾊ/l/l/ヽ/ヽ ﾉ　＼ﾉ　＼　／　＼








親鳥の後をよちよちと歩くひなみたいにaspirinさん、 aspirinさんって………。


これ(･∀･)ｲｲ!!ｗｗｗｗｗｗｗ







尊敬と憧れの対象が身近にいるのは嬉しい事でしょう。
…ですが、それが本当に自分のためになるのか…？


（＾A＾）ｵｰ ﾖﾁﾖﾁ ﾖｶﾀﾈｰ






そういう場合もあると思いますが、私は懐疑的です。







………。
私たちの組織の特性もありますし、色んな事がありましたので
彼のせっかちな性格が私の仕事を台無しにするのではないかと心配していましたが…。






ルウェリンってあんまり活躍してないよね……
予知能力も役に立たなかったし……














ひょっとして……



予知とよちよちをかけてる…？








(そこまで話したルウェリンの目が笑った。)







少し誤解していました。
色々考え直しました。


笑ってないじゃん……






ちゃんと笑ってほしいわ。








(話を終えたルウェリンがにっこり笑った。)








起きている事全てが驚きの連続ですが…
何をしようと、大切な事を忘れなければそれでいいと思います。
私たちは道に迷いやすい人間ですから。



なるほど……








私はちょっと用事があるので失礼します。
うむ、ゲートに行ってみたらどうですか？
アルターさんが目を覚ますかもしれません。






(ルウェリンはその場を去ろうとしている。)










(歩き出した少年は一言を付け加えた。)



また少年ｗｗｗｗｗｗｗどっちだよｗｗｗｗｗ









そういえば、これまで無礼な言動が多々あったかと思いますが…
もしよかったら今度お茶でもしましょう。
あなたの口に合うかどうか分かりませんが、
良質のお茶が手に入りましたので。



良質のお茶！








良質な紙の元ネタはお茶だったのか？？？？？








飲みたいものがお酒ならそれは自分で用意してきてください。
私はお酒が苦手なので。


私もお茶のほうがいいわ🍵








では、また会いましょう。








バイバイだお！












寂しい貴族……







法皇庁支持者……









シンシエラク家の長男………

シンゴ・ジラみたいｗｗｗｗシン・エヴアソゲリンオ……
シン・ウルトラウマン……