でも、みなさん全員来てくれましたね。
まあ、全員揃わなくてもこの私が！こうやって～！
いやーっ！よいっしょ！風の如く！
上下、左右に駆け巡りながら指示を出して十分ゲートを守れたと思いますが！




それが事実ならシュアンが予算をすべて食い尽くしていることになるんじゃｗｗｗｗｗ







確かに…
風の如くあっちこっち逃げ回りながら応援だけは頑張っていたな…。






あれ？アルター君はどうして？
中で一体何があったんですか！
それに誰かがいない…クンクン、何か事件の匂いがしますが！



シュアンに説明する




ぜんぜんアルバン騎士団の連絡体制が取れてないね…ｗｗ








(みんなでシュアンにアヴァロンであった事を話した。)







(話を聞いていたシュアンは悲鳴を上げ、トルヴィッシュのところでは…。)






ヒイッ！ヒイッ！ヒエエッ！
アートンシミニ様！




条件反射やめろｗｗｗ








アートンシミニ様…。
わ、私は何も聞かなかったんです！
嘘ですよね？
私をからかおうとして…。



なんかシュアンが黒幕っぽい……







嘘みたいだろう？そうだろう？








オレも未だに信じられない…。
いくら長い年月が流れたとは言え…。







いや、あり得るっちゃ、あり得るが…。
偉大で素晴らしい存在たちとはいえ、あり得る話だよな…。
だが…。






理性と素晴らしい能力を持っているとしても
長い年月が経つとそれもどうなるか分からないと
お前も思ったんだろう？






それはそうだが…。
まあ、分からなくもないが…。
う～む、もう分からん！




マーリンが一番わかってなさそうｗｗ








…ところで、そこ。







カーズウィンも気になったのね。







あの、あなたたちは誰ですか？
どうしてアヴァロンゲートにいるんですか？







おっと！そう言えば！
この黒い方はいつからここにいたんですか?!
あなた…！







私と同じ匂いがしますが！
隙を見せない完璧さ…
鉄壁の保安意識と…
ささいな事も見逃さない鋭さ…





あっ、ポケットの中のそれは何ですか!?







(トレジャーハンターのポケットの中から欠片のようなものが見えた。)






(あれは…アヴァロンゲートのどこかに飾られていた浮き彫りでは…？)












あっ…！それは！
アヴァロンゲートの美しい欠片…！






ちっ、鋭いな。
君、絶対ケチだろう？















ゲートのものを持ち出すつもりでしたか？




勝手に入ってきたうえ盗んでいく……






私はお手伝いの対価をもらっただけだぜ。




ええ……


いったい誰から何の対価を…？？？
それもアヴァロンゲートの予算ですか？？？？？






あなたはどうやってここに入れたんですか。
そういえば、マーリンというあの人もまた…。






あっ！ああっ…!!
あああああっ!!!!!!!!!






(マーリンが大声を出して注目を集め、ぎこちなく話を続けた。)








そ、そうだ！
急用があったのに！あ・あ・は・は・は！
もうか、帰ろう！



エｴｪ(･ω･´;三;｀･ω･)ｪｴエ








…さっきの事より
緊急を要する事がありますか？
早く話を…。






おっと！遅れてしまうぞ！
みなさん、色々気になる事が多いと思いますけど…
いつも通りにあともう少し苦労して！また会いましょう！さようなら！






これじゃあ先覚者たちと同じじゃないか……







aspirin、連絡するよ！
ゆっくりしろよ、分かった？





え～ここ結構楽しいのに…。



これもうレジャーハンターだろ…







おいっ、空気読めよ。
では、さようなら！







ちょっと待って…！







(引き止める間もなく、マーリンとトレジャーハンターが姿を消した。)




もはやアヴァロンゲートがゲートとしての役割を果たしていない。

誰でも出入りできるし、何でも持ち去っていけるし、予算が足りないし……



しかし「班長」にはゲートの構造を変える権限がなく、どうすることもできないのである。