有益な情報しか求めない
この有益な情報というのは、求めることと広めることの両方が含まれます。
有益な情報だけを集めていると、どれが本当に有益なのかがわからなくなり、
情報の整理や分配に追われるようになってしまうからです。
有益な情報だけを集めているのだから全て有益だ。
実際には決してそうはならないのです。
世の中の車が全て「高級車」になったら、それらは「普通の車」と変わりません。
どれも相対的には同程度のグレードであり、別に高級でも低級でもないからです。
すると、有益だと思っていた情報が実は有益ではないことに気づき、
自分でも何を目指しているのかわからなくなってしまいます。
ゲームでただ有益な情報だけを求め、それに従ってのみプレイするのは、
「楽しさ」や「魅力」さえもその情報によって決められてしまうということです。
結果的に自分のやりたいことができず、ゲームそのものが負担になってきます。
立場や序列を重視する
ゲームは現実とは違うのに、まるで現実と変わらないようなルールやきまりを設け、
それを順守し、他人にも守らせようとする人は多いものです。
無法地帯とは違うということを強くアピールする人もいます。
それで上手くいくのは、プレイヤー全員が同意している場合だけです。
実際には堅苦しいルールに縛られたくないという人のほうが多いし、
ましてや「自由」が売りのマビノギでは人を縛ること自体が不自然です。
マナー違反といっても過言ではないでしょう。
にもかかわらず多くのきまりや制限を課すというのは、
課す側も課される側も負担でしかありません。
内観・自己分析にふける
何か起こるたびに深く考察したり、原因究明をしたりするというのは、
その行為自体が楽しい場合を除き、大きな負担になります。
問題が起こるとすぐ自分や誰かに原因があるのではないかと考え、
二度と繰り返すことのないように徹底的に改善しようとする人もいますが、
原因の調査と今後の展開を言明をすること自体が目的のようになり、
実際には生かされていないことが多いのです。
自尊心がどんどん低下していき、自分やここの住人は欠点だらけだと
思うようになり、他人と遊べなくなってしまうことも少なくありません。
努力が自分や他人を変えると思っている
努力には確かに一定の効果がありますが、決して万能ではありません。
努力で変えられないものは星の数ほどあるのです。
自分を変えられないのに他人を変えようとするのは無理があるため、
思い通りにいかないことで憂鬱になる人もいます。
行動に先立って計画を練ろうとする
まだ起きてもいないうちから計画や対策を講じようとする人がいます。
恋人ができる前から「嫌われたらどうしよう」と考えるのが不毛であるように、
事前の準備や計画が無意味であることもたくさんあるのです。
計画を立てること自体が目的になり、何もしないで終わることがとても多いです。
また未実装情報などの事前情報に振り回され、自分を失う人も多いです。
以上が「精神を病みやすい人の特徴」の一部です。
どれも一見すると「有意義」で「大切」なことのように思われたでしょう。
しかしゲームの世界に適用するのはふさわしくなく、紙一重の関係で
悪いほうに転ぶことが多いので注意が必要です。
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この記事へのコメント
コメント一覧 (2)
マビノギwikiとかに「ランク○までに○○が○○個必要」と書いてあるのを見て、「めんどくせえ!やめよう」と思うより、そんなの気にせずに地道に修練を埋めていく方が、確実に前進するし楽しいですよね。
結果や過程を知りすぎると作業的になってしまいますね