疲れを感じるのは、体が休憩を必要としているからです。
体調管理がなっていないとか、やる気の問題とか、体質の問題などではないのです。
頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などの自覚症状がありながら無理に仕事をする人がいますが、そんな仕事を強いられる職場環境こそが問題であるということがよく話題になります。
深刻な後遺症や犠牲者が出て初めて事態が明るみになります。
とはいえ、それが生きていくうえでどうしても必要な仕事であり、拒絶すれば明日をも危うくなる場合もあるため、直接的な責任や賠償を求める相手に困ることも少なくありません。
それと同様の事態がゲームの世界でも起きているとしたら??
えっっっ……そんなことはありえないと思われますか…!?
ゲームは楽しいものですから、疲れとは無縁であると考えている人もいることでしょう。
しかし自分の体がゲームの世界のものになるわけではないので、現実世界と同じ仕様によって動作し、現実世界の制約を受け、現実世界に反映されるようになっています。
自覚があってもなくても「疲れ」は必ず発生していて、蓄積されたり解消されたりし、自分の体と心に影響を与えているのです。
もちろんゲームを長くプレイし、たくさん楽しんだほうがいいのは確かです。
レベルをたくさん上げて、お金をたくさん稼いで、友達をたくさん作ったほうがいいということにも異論はありません。
ですが、あまりにも熱中すると疲れてしまいます。
あと10レベル上げなきゃ。
今日中に10万ゴールド稼ごう。
友達とミッションを10回する約束をしたんだ。
こうした心がけは意欲を生み出し、ゲームをより楽しくするものであることは事実です。
しかしずっと続けていると疲れます。
9レベルでやめたくなることもあります。
9万ゴールドしか稼げないこともあります。
友達の都合で9回しかクリアできないこともあります。
そうなったとき、無理をしてでも10レベル、10万ゴールド、10回クリアを目指すのか、それとも妥協して休むのかによって疲れの程度は大きく変わってきます。
そうです。
ゲームとはいえ、休みたいときに休めないというのは非常に疲れるのです。
これは単に「遊び疲れる」とか「飽きる」というレベルではなく、精神的に相当なダメージをもたらすものです。
今は特にAP3倍や経験値3倍のため、かつてないほどの意気込みでマビノギをプレイしている人が多いと思います。
しかしその意気込みの度が過ぎると、眼精疲労や筋肉痛といった肉体的な症状だけでなく、精神の失調にかかる可能性が高まります。
どうか無理のないプレイを心がけてください。
- タグ :
- #イベント
- #評価
- #対人関係
この記事へのコメント
コメント一覧 (2)
じゃなくて
「AP3倍だからいつもよりもっともっと頑張ろう!」
ってなるのが、良くも悪くも日本人らしいって感じがしますね。
3倍期間終わったら燃え尽きてしまう人が結構いたりして。
そのようですね…
頭ではわかっていても、さじ加減のわからないことが大半です。
だから無理をしてしまうんですね。