「
事前に『交易だけのギルド』ということを明示しておくことにより、『いろいろやりたい前提の人』をあらかじめ除外することができ、価値観や目的意識をそろえることができる。(消極的な積極的)」。
「
話題が交易しかないので、ログインの頻度や時間帯の異なっている人でも参加することが容易になる。(意図的かつ無理のない制限)」。
「
交易は実装から日が浅く、マビノギのシステムの中では最も格差の小さい要素であり、月額サービスやペット等を必要とせず、ほぼすべての条件において対等な立場でプレイすることができる」。
「
累積レベルや実力の影響がほとんどなく、運輸手段を合わせることでどんなプレイヤーにも対応できる」。
ギルドというのはメンバーを
募集する時点で累積レベルに一定の制限を設けても、
各プレイヤーの成長は決して同じではないため、どうしても差が出てきてしまいます。
ある人が影ミッション高級、ある人はハードへ行ける実力がある、あるいは行きたいという
意思を持っている場合、その時点で方向性に
ずれが生じており、合わせる
ために意識的な調整や制限を要求されるのです。
そうなると、その意識的な制限は
意図したものではないかもしれず、いわば「想定外」で、累積レベルや実力の「
差」を解消するために非常な苦労を強いられるようになってしまいます。
事実、それは非常に大きなものでした。累積ハードの人が中級や初級に合わせることは、ミッションの難易度としては簡単でも、実際の自分のプレイスタイルからすれば大変難しい問題だからです。
……たぶん、この問題で頭を抱えているギルドは多いのではないでしょうか。

ここで私が考えているのは、「
あとあと悩むことになるなら最初からプレイを制限し、メリットとともにデメリットも明確化したほうが都合がいい」ということなのです。
「
交易をやりたい!」という人だけが入るギルドです。
もし別のやりたいことがあるなら、別のギルドに入ればいいのです。
途中から気が変わったら、いつでも脱退することができます。
入りやすいというより、出やすいギルドといったほうがいいかもしれません。
たとえ体質に合わなかったとしてもその人が気負いすることはまったくなく、「このギルドは交易
しかしないから合わなかった
だけだ」と済ませることができます。
デメリットが明確なので、メリットも明確なのです。
交易が公益となれば、ひとまず私の目的は達成される…かな…
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