ゲームは病院ではない 2011年08月06日 00:21 カテゴリ:お知らせ Tweet オンラインゲームは開かれた世界であるためにさまざまな人が利用しています。 純粋に「ゲームをするため」だけでなく、「そうせざるを得ない」心理状態や、ほかに居場所を見出せない人も遊んでいるのが特徴です。 さて「ゲームは病院ではない」とはどういう意味でしょうか。 病院というのは、あまり親身になると他の患者との折り合いが悪くなるばかりか、診察や治療に支障をきたすことがあります。 どんなに親切な医師や看護士も、一人の患者だけを診ていればいいというわけではなく、たいていは休む暇もなく大勢の人と接し、適切に対応しなければならないのです。 この点に限っていえば私のギルドはまさに失敗していました。 いや、正確には、まさか病院のようなものになるとは思っておらず、そのために必要な対策を講じることができなかったのです。 ギルドメンバー = 患者 という公式は首をかしげたくなる人もいるでしょう。 「それはないだろう」「友達を病人だと思っているのか」「仲間を患者扱いするのか」と思うのも無理のないことです。 もっとも、医師免許を持たない者が診察や治療行為をすることは医師法および薬事法に違反するため、実際的にそうするものではなく、あくまで表現上の呼び方であることに変わりはありません。 しかし現実はほとんどそのようなものでした。 身体的な不調のゆえに他の活動ができず、やむを得ずマビノギをプレイしていたり、精神的な問題ゆえに言動が安定せず、まともに受け入れられるのが私のギルドしかなかったりすることが多く、どうしても「病院」というイメージになってしまったのです。 ここまでなら、実際の「病院」のシステムにならって適切な対策を取ることも不可能ではありません。 でも、これはあくまでゲームです。 病院ではありません。 だから実際には不可能なのです。 私の能力の問題ではなく、実際の医師もオンラインゲームで診察や治療を行うことはありえません。 よく、犯罪心理学者がテストの結果や筆跡から犯人のウソを暴いたり、刑事や探偵が現場に残されたものだけで推理を完結させたりするドラマがありますが、絶対にそのようなことはありません。 それはドラマだからそうなのであって、現実とはあまりにも違うのです。 「それがわかっているのなら、ギルドも上手く運営できるのでは?」 と思うでしょう。 私はわかっています。 不可能なことは不可能であると、メンバーにもさんざん話してきました。 時間が足りないことや、火力が足りないことや、人手が足りないことを、実例を通じて説明してきました。 また、課金しない人が課金している人と対等にプレイすることは容易ではないこともさんざん実証しました。 私や私のギルドが気に入らないなら抜けるか、他のギルドへ行けばいいと、何度も促してきました。 それで納得するメンバーもいました。 でも最後までそれを疑い、理解しないメンバーもいました。 私が未熟だからではなく、他のメンバーが私の言うことを信用せず、私の言うことに従わなかったため、結局ギルド全体を失うことになったということです。 ギルドは病院ではありません。 今後もしギルドを作ることがあっても、人間性に問題のあるプレイヤーは決して受け入れません。 厳しいようですが、そうするしかないのです。 私は寛容すぎたのです。 悪いことを何でも許容しすぎてしまいました。 本当はもっと早く厳しい処置を、強制退会をするべきだったのです。 問題のあるプレイヤーをギルドから追放したあとも、私と一対一ならばスムーズに交流できるし、マビノギ以外のコミュニティで普通に接することができるので、何ら心配はいりません。 この事実にもっと注意を払い、また考え直す必要があるようです。 タグ :#ギルド#因果律#対人関係#交友 「お知らせ」の最新記事 この記事へのコメント 0 フンイキー 2021年00月00日 --:-- ID:manabinogi 私はフンイキー!ただのムードメーカーよ! コメントフォーム 名前 コメント 記事の評価 リセット リセット 顔 星 情報を記憶 コメントを投稿する この記事へのトラックバック
この記事へのコメント