着生ランなんて栽培が難しいんじゃないの?いいえ。
むしろランの中では個人的にもっとも簡単な部類であると感じています。
庭で管理している限り
防寒も遮光も加湿もまったく不要でした。
真夏は35℃、真冬は-5℃くらいでも平気で、毎年花を咲かせています。
セッコクは日本にも自生しているものなので特に難しいことはありません。
もちろん暑さにも寒さにも乾燥にも湿潤にも弱い品種があるのも事実ですが、
このセッコクに限っては花の可愛らしさからは想像できないくらいワイルドでたくましく、
どんどん成長して増やすことができています。

鉢に植えないほうがセッコクにとっては好都合のようです。
木の板や流木などにミズゴケを巻きつけて吊るしておくだけです。
この写真では見た目が悪いですが、透明な糸を使ったり、
デコレーションをしたり、造花やコケなどで覆ったりするなど工夫すれば
かっこよく鑑賞することができます。

水の滴るセッコクの花。
ほぼ雨ざらしといってもいい環境にもかかわらず花が傷むことはありませんでした。
「樹上に着生する」というのは植物にとってどのような意味があるのでしょうか。
大きな木のそばというのは常に適度な湿気があり、枝葉で適度に遮光され、
さらに高いところは風通しもよいというメリットだらけの環境なのです。
セッコクに限らずランは
根が通気性を好むという特徴を持ち、
そのために砂やミズゴケといった隙間の多い用土で植えつける鉄則があります。
鉢の表土から根が露出しているランを見たことはありませんか?
あれは鉢が小さすぎるのではなく、根が空気を求めて表に出てくるためなのです。
セッコクも例外ではなく、根が外へ外へと伸びていきます。

これまた強烈なピンクの花を咲かせているのは「サツキ」です。
小さな盆栽なのですが今年はやたらと花の量が多くてびっくりしています。

セッコクの花と比べると非常にきつい印象を受けます。
でもサツキのほうがはるかに身近な花ですよね。

6月になってセッコクの花ももう終わりです。
最後のつぼみになってしまいました。
セッコクの花には
芳香があり、花に鼻を近づけるとかすかに香ります。
離れていると匂わないため、ニオイの気になる人でも安心です。
セッコクはとにかく日光と風を好むので
屋内での栽培は難しいと思います。
枯れはしなくても成長が遅い、花が咲かない、葉色が悪くなる……。
このセッコクに関しては真夏でも真冬でも屋外にほったらかしで平気です。
花が終わってから2週間に1~2回、薄めた液体肥料を与えるだけで来年の花つきがよくなります。
6~7月までは肥料を与え、そのあとは与えないようにします。
乾燥には強いが多湿に弱いという性質があるので注意してください。
水やりは忘れてしまうくらいのペースでちょうどいいですね。
「鉢に植えず吊るしておく」「垂直な壁に貼り付ける」のは多湿を防ぐ意味もあり、
雨がやめばすぐに乾くという利点があります。
浪漫農場の縦横だけでなく高さにも設置物を並べられるようになれば、
こんな面白い植物も植えられるのにな(*゚Д゚)ムホムホ
今は新たに「料理」にも「薬草学」にもなりそうな実験をしていますwww
お楽しみにヽ(゚∀。)ノウェ
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