
そんなファームストーンをなぜか夢の中で掘っていたのだ。
しかし浪漫農場ではない。
20畳ほどの広さの和室である。
天井が高く、豪華な欄間が印象的な部屋であった。
しかし薄暗く人気もなく、幽霊の出そうな雰囲気に包まれていた。
部屋の中央にファームストーンの山があり、裾の部分は畳と一体化していた。
私はツルハシを手に取り、ファームストーンの中腹あたり目がけて振り下ろすと…
キンッキンッマビノギの採鉱と同じ音が響き渡ったような気がした。
キンッキンッ小気味よい音がするだけでファームストーンは崩れる気配がない。
今度は中腹から裾を目がけてツルハシを振り下ろすと…
ボズッボズッツルハシは畳を貫いてしまう。
柔らかい物体をズボズボと貫く感触が手に伝わってくる。
今度はファームストーンではなく床の間にツルハシを振り下ろすと…
バコッバコッ固い床にツルハシは跳ね返され、貫くことはできない。
私はいつの間にかファームストーンを掘ることではなく、
部屋中の床をツルハシで叩きまくることに夢中になっていた。
やがて床ではない部分を叩いたような気がしたので、
私は休憩することにした。
その奇怪な行動に刺激を受けたのか、
どうやら部屋にいた霊を起こしてしまったようだ。
ラムネのビンのような色をしたブルーゴーストだった。
マビノギではトラウマそのものである。
ゴーストは床に倒れていた私に襲いかかるのかと思いきや、
ファームストーンを黙々と掘り始めたのである。
キンッキンッゴーストも私と同様、ファームストーンの採集に成功することはなかった。
この記事へのコメント
コメント一覧 (6)
カオスすぎるwwwwwwwwww
結局1つも掘れなかったんですよ\(^o^)/
あすさんは本当に文才がある(*´・ω-)b ネッ!
畳ファームストーン…
夢って、思いもよらない発想を秘めているのだ(´・∀・`)ナ-
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-┏O)) アザ━━━━━━━ス!
こんなファームストーン(イグサ)でよければ何本でも持っていっていいよ!
実は右上のカウンターが増えてたのかもw
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
視界の右上まで意識していませんでした!!