練習と本番を区別するな!!

これはとても大切なことなのに軽視されやすいポイントであります。
「どうせ練習なんだから気楽に絵を描けばいいや」という考えをまず捨て去りましょう。

ラフの積み重ねが上達を妨げる。

よくない例1 よくない例2
上の2枚の絵を見てください。
線の量が非常に多いため、作業量が多くてよい練習になっているように思われるかもしれません。

しかし人物の輪郭をたどっていこうとすると、どの線を見ればいいのかほとんどわからないでしょう。
「どうせ練習なんだから」といってたくさんのラフを描いても、その後、このラフをもとに「完成品」を描かないのなら意味がありません!

こういうほとんど「意味のないラフ」を積み重ねることで「練習したつもり」になってしまい、
いつまでたっても「練習中」「上達中」をアピールするだけの絵になるのはむなしいでしょう!

「消しゴムを使ってはいけない」とか、「なるべく速く描く」とか、「質より量を重視する」というのは無駄です。
わざわざ不利な条件で描いても仕方ありません。
自分から不利な条件を求めるのはやめましょう。

ラフスケッチやクロッキー“だけ”の練習はするな!!

ラフを描くときも、「これをもとにして必ず完成させるぞ」という気持ちで臨むべきです!
「いちいち修正してまで1つのラフに手間をかける必要なんてない」という気持ちは捨ててください!
消しゴムは絶対に用意しましょう!
鉛筆以外では「消せるボールペン」を使うのも効果的です。

大量に消費してもコストの安い「コピー用紙」や「クロッキー帳」よりも、消しゴムに耐えられる「スケッチブック」を使ったほうが、
1つの絵に対してじっくりと取り組むことができるため、「練習なんだから適当でいいや」という考えを捨てやすく、オススメできます。

マルマンのスケッチブックは紙の表面が比較的硬く、フエルトマークと呼ばれる適度な凹凸があり、Bや2Bの鉛筆による線を
「練り消しゴム」で拭き取るようにきれいに消すことができます。練りゴムはカスが出ないのでPCデスクにオススメです。
製造ロットによって微妙な違いがあるかもしれませんが…。

消せない画材だけでは練習すらできない。

一般的に、鉛筆は小学生までで、ボールペンが大学生や社会人の主要な筆記用具となるため、あえて購入しなければ「鉛筆がない」という人もいます。
ボールペンは優れた筆記用具ですが、鉛筆のように消せないし、自由な持ち方ができないという欠点があります。

名称未設定 1 名称未設定 2
「消せない画材だけ」で描けば一発勝負となるため緊張感は高まりますが、練習するには荷が重くなりすぎます。
「練習と本番を区別しない」というのはそういう意味ではないのです。

鉛筆で下書きをし、ペンで清書をする。

下書きと清書1 下書きと清書2
この2枚はスケッチブックに鉛筆で下書きと修正をし、上からミリペンで清書したあとに練りゴムで消したものです。
たったの2枚の絵ですが、前述の4枚の合計よりもはるかに時間をかけて描いています。

これでもまだ、線のところどころが重なったり歪んだりしています。
ラフに労力を割きすぎたせいで「本番」の感覚にまだ慣れていないのですね。
もっと早くに気づくべきでした。

(゚∀゚)カエル!