マナビノギ

マビノギハァンタジーライフ

カテゴリ: 小説

樹齢400年といわれるあすさんが引きこもりになって150年。 ずっと家にいて、光合成のために庭を歩く以外はマビノギに夢中になる毎日。 それが今、明海にそそのかされて重い腰を上げ始めたのであった。 明海「あすさんの都合のいい日はいつ?」 あすさん「今すぐでも」 明海「

あすさんは大きな選択を迫られた。 明海の将来を決めることであるとともに、自分の立場を大きく動かされる問題に直面してしまった。 単なる釣りかもしれない。 実際に会ってみるまではわからない。 もはやお手上げである。 あすさん「住んでいる地域によるぞ…」 明海「樽帝

明海は、あすさんに対して期待しすぎることはなかった。 あすさんはあくまで「助言を与える機械」にすぎず、問題を解決するのは機械ではなく自分だ、と思っているからだ。 この冷淡すぎるほどの合理的な思考により、明海はすぐに立ち直ることができるのである。 明海「高校進

あすさんは信用できる。 信用できるだけの何かがある。 その正体はわからないけれど、信じてよいという確信がある── 明海はそう思ってあすさんを信用し、学校で味わった苦痛を打ち明けた。 あすさん「それは…苦痛だ…」 明海「気にしないつもりでいたのに、もう学校へ行け

明海「はぁ……。なんだろ……なんかマビをやるのも面倒になってる気がする……」 学校であったこと、原因不明の寒気と恐怖感、マビノギのメンテナンス── さまざまな要因が重なり合い、しだいにやる気を失っていく明海であった。 明海「ゲームにすら退屈するあたしって…も

メンテナンス。 それはプレイヤーにとって暇な時間である。 ネクソンがどうであるかは誰にもわからない。 定期臨時メンテナンスは1時間の予定だが、とても長く感じられるものだ。 明海とて例外ではなかった。 明海「暇だ~~…。どうしよう。課題でもやるかぁ……」 学生はメ

今日は月曜日。 多くの学校や会社で「週の初め」とされる曜日である。 しかしマビノギは違う。 この日は必ず不具合が起こるとされており、それを回避するための メンテナンスを絶対に行わなければならない日なのだ。 10時ごろ… 明海「今日も学校休んじゃったなぁ……ってか

「ずいぶん遅くまでいるね。……学校は大丈夫?」 現実の時間は0時を過ぎていた。 明海「いやwwwwww土曜日だからwwwwww」 あすさん「ああ、サーオィンか……。曜日の感覚がなくなってきた…」 明海「今から転生するし」 あすさん「!!!!!!!!!!!!」 明

「誰ですか…? こんな時間に…明海…?」 金曜日の正午過ぎ。通常はログインできないはずの時間帯である。 明海「(ノ゚Д゚)人(゚Д゚ヽ)おっはようおっはようボンジュール♪」 あすさん「(;゜〇゜)」 明海「臨時メンテ\(^o^)/オワタねw」 あすさん「(;゜〇゜)」 明海「今

精神的なショックから立ち直れない相葉明海(あいば・あけみ)は次の日も学校を休んだ。 トイレに紙がなかったこと。牛岡先生のひどい一言。クラスメイトの冷たい反応… いや、そもそも自分の体調管理が悪かったのだ──。 もともと快活な性格の明海は、物事をわりと合理的に

「もぉ~どうしたぁ? それがお前の限界かぁ?」 冬の寒空のもと、校庭に雄牛のような力強い男の声が響き渡る。 高校の体育教師、牛岡の声である。 牛岡「ピピーーーッ! ちょっと待った! まず先生がお前たちに話をする」 牛岡の笛で体育の授業が中断され、生徒たちの動きが

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