不正な操作を防ぐツールのはずが、健全なプレイ環境で発生するログイン障害や強制終了のほうが目立つようになり、結果的に「ゲームを安全にプレイできていない」ようにみられる、ということです。
HackShieldの件も、以前の2次パスワード導入の件も、NEXONポイントセキュリティ機能の件も、実のところ健全なプレイヤーにとっては負担でしかなく、それでもなお不正は撲滅されていないというのが現状です。
たしかに不正に対して「一定の成果」はあると思います。
しかし「いたちごっこ」なのです。
HackShieldがメモリの挙動や(OS全体の)セキュリティソフトの動作を誤検出し、ゲームが起動できない、ログインできない、頻繁に強制終了する、ということも起きていると聞きます。
これに対処すればするほどクライアント側が危険にさらされる可能性があります。
たとえばセキュリティソフトを無効にしたり、ルーターを介さず回線に直結したり、「悪意のある対策」を教えたりする人がいないとも言い切れないからです。
2007年3月5日、別のセキュリティツール「nProtect GameGuard」がマビノギに導入されたときは不具合のオンパレードとなったために、わずか3日で廃止されたという経緯があります。
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