マナビノギ

マビノギハァンタジーライフ

いわゆるメモ かなりマビノギから遠回りなアプローチで長文なのですが……





 普段から「完成品」ばかりを見ていると、自分でそれと同じものを作ろうとするときに「こんなもの作れるわけがない!」と思うようになってしまうのは無理のないことです。


 ここでいう「完成品」というのは、一般的なオフラインゲーム、漫画、アニメ、陶芸その他、美術品など、世間一般からみて完成されたものとみなされている作品のことです。


 (ごくまれにある例外を除いて)絵画は完成された状態で世の中に流通しているし、陶器はきちんと焼成された状態で市場に並んでいます。


 つまり一般的には、目にしているもののほとんどが「完成品」ということです。




 とはいえ、完成品は例外なく未完成品という段階を経ているのです。




 ……考えてみれば当然のことです。

 完成するまでは未完成だからです。



 しかしその事実になかなか気づかないことがあり、いきなり完成品を作り上げようとして失敗する人が多いのです。




 いわゆる「下書き」をしなくても、書道では一つの作品を仕上げるまでに何枚も何枚も同じ文字を練習しているはずです。
 さらに書く直前、筆を紙に置く前に、頭の中で文字のイメージを練り上げてもいるはずです。

 一度も書いた経験のない人がいきなり筆と墨で文字を書き出しているわけではないし、それで有段者になれることも決してありません。





 ゲームにしてもゲーム内のグラフィックにしても、普段、目にしているものは「完成品」です。


 「完成品」ばかりを見ていると、その制作者はまるで魔法のようにプログラムを組んだり、絵を描いたり、音楽を奏でたりしているように勘違いしてしまうことがあります。


 つまり、制作の「過程」がすっかり見えなくなっている。

 その背景にあるはずの努力、練習、協力、試行錯誤といったものが無視されている。






 それで…いきなり「完成品」を作ろうとしてしまう。





 もちろん上手くいくはずもなく、「こんなもの作れるわけがない!」と最初に述べた通りのことが起きてしまいます。





 ……





 マビノギのプレイでも同じことです。


 操作の上手い人の動きをどんなに模倣しても、スキルや装備が不十分なら、それと同じようにはいかないからです。

 初心者に「いとも簡単に敵を倒していく様子」を見せても、それは必ずしもよい影響にはならず、むしろ考えを飛躍させ、自分の実力を正当に判断できなくさせることが多いのです。


 特にマビノギは歴史が長いので、5年のキャリアのある人がまだ5日目の人にノウハウを教えるときには、本当に細心の注意を払わなければなりません。

 それは非常に難しいことのようです。

 「初心者チャットには上級者が多い」という話をよく聞きますが、そのやり取りは決して穏やかではなく、頻繁に意見の衝突が起きているといいます。

 「上級者」のそれぞれが異なる完成品を見ているといいますか、自身を完成品とみなしているために話題が合わなくなり、異なるアドバイスやアプローチが次々と提案され、導きを与えるどころか混乱を招いているのが現状のようです。





 完成品に価値のあることは認めるとしても、その「過程」、完成に至るまでの「未完成品」にも意識を向け、むしろそちらの価値に注目したほうがいいのではないでしょうか。
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この記事へのコメント

0 フンイキー 2020年--月--日 --:-- ID:manabinogi
あたしはフンイキー! なんかちょっといい雰囲気。
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