スキルの性質ややり方によってランクアップは難しくも易しくもなるものですが、その難易度はともかく、「何ランクまで上げる」という目標自体を決めることは難しくありません。
たとえば
・ウィンドミルをランク1にする
・ダウンアタックマスターを習得する
・アイスボルトをランク9にする
・スパーク練習ランクまでは進める
といった目標を立てることは簡単です。
そしてこれらのランクが実用的であるということも明らかになっています。
ウィンドミルは範囲の広さ、ダウンアタックマスタータイトルはスキルの著しい強化、アイスボルトは詠唱速度の向上、スパークはそれ自体があるクエストに必要となるから。
つまりこれらは目標であると同時に、考えようによってはその時点で「完成」された終着点であるともいえるのです。
そうすると…
「立てやすい目標」は、達成されたあとの「新たな目標」を見失わせやすくなるのではないか…と思ったのです。
「達成するのが難しい」としても、それが実用的で理にかなっていて、目標として定めやすいものであるなら、達成した先が見えにくくなる可能性が高い。
大変な苦労の末に裁縫、鍛冶、ハンディクラフトなどを最高ランクにした人でも、実際に満足しているかといえばそうでもなく、「やることがなくなった」と感じていることが少なくありません。
これは「燃え尽き症候群」などと呼ばれる心理現象で、目標に駆られているうちはよくても、いざ達成されると急速に熱意が失われてしまうというものです。
ここで少し発想を変えてみてください。
達成するのが難しいか易しいかではなく、目標を立てるのが難しいか易しいかを考えてみてください。
「どうやってスキルを上げようか…」
ではなく
「何を目標にしようか…」
と悩んでいる情景を思い浮かべてください。
特にマビノギはスキルやシステムがたくさんあり、何か一つ目標を決めようと思ってもなかなか決まりません。
それで……
スキルそのものよりも目標を決めることに苦労している人のほうが、ゲームをより楽しくプレイしているのが現状なのです。
目標を決められないのなら、明確な目標を持たず、のんびりと、行き当たりばったりにプレイしているほうが、常に緊張にさらされているよりも、ゲームとしての素質というか経験値は高いのです。
好き勝手に行動して他人に迷惑をかけてもいいというプレイはNGですが、あくまで「ゲーム」の世界なので、あまり考え込まず、「目標」にとらわれすぎないように遊ぶことが一番いいのでしょう。
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この記事へのコメント
コメント一覧 (2)
何もしないゲームをしてたらもう寝る時間……自分にはそれが出来ないwぼーっとしてた時間を例えば交易に費やしたらどれだけドゥカートが稼げたとか考えちゃうなぁ……
どれだけ自身が時間の使い方を考えても一日の長さは同じだしね
たしかに「時間」というのは本質的にどうすることもできないね…
時間が限られているとどうしても「効率」を考えざるを得ない。
それでMOMや細工といった要素にリアルマネーを用いることで
「時間をお金で買う」という道が開かれて(?)はいる。
でもこれでかえって窮屈な思いをさせられている人がいるのも事実…。
しかしそうやって自分中心に考えれば考えるほど
「ソロノギ」になり余計に退屈してしまうと思うのよね。