マナビノギ

マビノギハァンタジーライフ

owltech ロールプレイングゲームとは本来、仮想のキャラクターの立場になって役割を演じるゲームであり、レベル上げや生活は要件ではないのではないかという話をしていました。


 たしかに「RPG」という「ジャンル」のあることは誰でも知っていますが、ではロールプレイとはどういう意味なのかと聞かれたら、マビノギを例に説明するのは困難ではないでしょうか。






 少し変な評論になってしまうのですが…




 今日ではメインストリームであるG1からG3までスキップして変身スキルを習得する初心者が少なくありません。

 別にそれ自体は本人の自由だし、時代の流れというものもあるため問題ではないのですが、「RPG」という厳格なルールにしたがって考えた場合には、ロールプレイ、すなわち「役割を演じる」という肝心な要素はすっかり失われていることになります。

 G1の女神降臨からパラディン、ダークナイトに至るまでのメインストリームは、自分の操作するキャラクターの育成よりも、物語の登場人物に「なりきる」、つまりロールプレイによって進行する要素が強いのです。

 キャラクターごとに1度きりの「クエスト」があり、G1の実質的な主人公でありクマであり楽器を持った非常識な眼鏡男にまつわる数々の難題を攻略していきます。




 簡潔にいえば、マビノギは「RPGである」というよりも、「RPGである」といったほうが正しいのです。


 メインストリームにどれほど時間をかけるとしても、それ「以外」の物事に費やす時間や労力のほうがはるかに大きいはずです。



 紡織、ウィンドミル、エンチャント、アルケミマスタリ…

 スキルの修練にかかる時間と手間のほうが、メインストリームの攻略よりもはるかに大きいでしょう。


 マビノギにおけるRPG「以外」の部分こそが、普段みんなが遊んでいることなのです。


 だから「MMORPG」とくくるよりも、「MMO」と「RPG」と「+α」といったほうが適切かもしれないのです。


 「MMO」 Massively Multiplayer Online──あまり聞き慣れない英語は「多人数同時参加型オンライン」という意味で、オンライン、、、、、、、、RPG……というよりは、

 MMOオンラインゲーム



 というのもマビノギの戦闘はかなりアクションゲーム的な操作が要求される仕様で、なかなかRPGとは呼びがたいものがあるからです。

 いわゆる「クリックゲー」とも一線を画するものとなっています。




 ……マビノギを「RPGというジャンルに縛る」のは賢明ではなく、「ほのぼの系」と名乗っておいたほうが無難かもしれない、ということです。


 またマビノギ自体が悪いのではなく、運営会社に問題が多いのであって、ゲームのシステムとしてはいまだに優秀ということは多くの人の認めるところであり、RPGを含んだ新しいゲームのジャンルを世に送り出したといっても決して間違いではないのです。



 マビノギがRPGであろうがなかろうが、そんな分類はどうでもよく、自分のやりたいことをこれからも続けていければいいと思います。







 1年近くも続いている腹筋
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この記事へのコメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 鶫
    • 2011年09月20日 09:09
    • C1の時期は、MMORPGであった、
      ということでしょうか。

      C1をスキップして、変身スキルを身につけられますし、今でも楽しむこともできます。アクションをやらずに生産だけでも楽しめますし、チャットだけを楽しむ人もいます。何かの職業を極める人もいれば、細工してスキル上げに走る人もいます。
      この間口の広さがマビの良さであり、人によっては、特に初心者には、欠点と写るのかもしれません(何をしたらいいのか分かりません。>好きにやればいいのじゃよ。>エェ!/あれしろ!これしろ!次は…>エェ!)。
    • 2. あすさん
    • 2011年09月20日 10:55
    • >鶫さん
      「時期」というより、「それに取り組んでいる期間」です。
      クリアするとそのキャラでは直接プレイできなくなりますからね。

      それでスキップする人が多くなると、メインストリームの「手伝い」として
      「間接的にロールプレイを行う機会」さえも減少します。

      こういう現状なので、「マビノギはMMORPGもできる」と考えたほうがすっきりしませんか?


      間口の広いことはいいのですが、「いきなり」「最初から」広すぎると困惑しますね。
      まだマビノギの世界を十分に知らない、ごく一部の領域にだけ足を踏み入れた状態の
      「初心者」は、やはり同じ「初心者」とともに行動するのが最善だと思われます。


      C2の主題である「冒険」を昨今では「皮肉」のように解釈してしまいがちですが、
      これはむしろ「じわじわと活動の領域を広げる」、ひいては
      急激に成長したり発展したりせず、同レベルのプレイヤーで集まって
      ロールプレイを──

      ということが本質なのではないかと考えています。
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