マナビノギ

マビノギハァンタジーライフ

chat_20160131_150339_aspirin

病気の発生から発覚、診察、悪化、そして手術による摘出に至るまでの30年間
一貫して無痛であったことが非常に不思議な先天性の疾患。

その手術が終わってから半年が過ぎました。

側頚嚢胞(そっけいのうほう)は珍しいためあまり知られていない病気なのですが、
手術の要領としては耳下腺とほぼ同じとされ、特に難しいものではなかったそうです。

ただ私の場合は嚢胞が急激に肥大化してしまい、当初1時間程度で終わる予定の手術が
3時間半と長引き、その間ずっと身動きの取れなかった体は寝違えたような痛みに襲われ、
特にお尻が痛くて筋肉がつりそうになりました。

そう……痛みといえばそれだけで、肝心の患部のほうは術後も無痛のままだったのです。
さて、半年たった今はどのような状況なのかを簡単に報告します。



※念のため閲覧注意…



https://livedoor.blogimg.jp/manabinogi/imgs/4/6/46e91fbc.png



自撮りした写真を見ながらお絵描きチャットでスケッチしたものです。


手術の痕は完全に消えた!!!
と言いたいところなのですが「ミミズ腫れ」のような筋がうっすら残っています。

もちろん痛みはありません。
傷跡を触っても痛みはありません。


しかしながら周辺の神経が完全には修復されていないせいなのか、
触ると「しもやけ」のようなふわふわした感覚がずっと続いていて、
左顎に若干の違和感が残っています。
口を大きく開けたり、含み笑いをしたりすると引きつったような感覚になります。

それでも半年前に比べればずいぶん緩和されてきました。
もうこれ以上は回復しないかもしれませんが、想定の範囲内です。

先天性の疾患というか異常というか「奇形」というか、
医師も側頚嚢胞をどう形容していいのか困ってしまうのが現状で、
とにかく手術で取り除かないとどんどん首が腫れてきます。

いったん嚢胞が大きくなり始めると感染症にかかる可能性が高くなり、
それがさらに炎症を起こして肥大化し、全身に感染の及ぶのが最悪の事態。

嚢胞が生涯、高齢を迎えて亡くなるまで大きくならない患者もいるそうで、
まだまだ謎の多い病気だという話を聞きました。
私のように急激に大きくなると、感染症だけでなく頸動脈や気管、首の筋肉などを
圧迫されることによる障害も起こりやすくなってしまいます。

それでも自覚できる痛みはまったくなかったというのが本当に不思議でした。

正直なところ手術の麻酔が切れたら痛みに襲われるのを覚悟していましたが、
それがまったくなく、むしろずっと同じ姿勢のまま手術台に横になっていたことによる
腰や背中の痛みのほうがよっぽど大きかったです。


最後に……
手術を受けたことのメリットは2つだけですね。

1つは首の異様な腫れがなくなったこと。
もう1つは腹筋トレーニングをまともに行えるようになったこと。

首の片側だけが異様に腫れているのを見ると不気味に感じられるでしょう。
傷跡は完全には消えませんが、腫れているよりはずっとましです。

腹筋を鍛えるためにはどうしても首に力を入れて上半身を動かす必要があるため、
嚢胞が首の筋肉を圧迫しているというのは非常にトレーニングの妨げとなりました。
無理に力を入れると嚢胞の肥大化を加速させ、最悪破裂する可能性もあります。
手術で取り除かれてからはスムーズに腹筋をできるようになりました。
このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

この記事へのコメント

0 フンイキー 2021年00月00日 --:-- ID:manabinogi
私はフンイキー!ただのムードメーカーよ!
コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット

この記事へのトラックバック

    このページのトップヘ