他人の声やメーカーのPRは
なるべく真に受けないように努めていますが、
まず外箱の説明と本体の仕様を紹介します。
専用設計40mm HDドライバーユニット
ハイコンプライアンス化により低域再現性を高めつつ、可聴帯域を超える60kHzに至る広域再生可能なHD振動板形状を採用。また、軽量CCAWボイスコイルを用いることで、高域でリニアリティの高いレスポンスを実現。
チタンコートドーム振動板採用
振動板のドーム部にチタン薄膜をコーティング。ドーム部の剛性をあげることにより、不要な振動を抑制し、色鮮やかな音楽をお楽しみいただけます。
折りたたみ機構採用
コンパクトに折りたためて持ち運びに便利。
立体縫製イヤーパッド
立体縫製の採用により、ウレタンフォームの柔らかさを最大限に引き出すことを実現し、装着性を向上。気密性を高め音漏れを軽減し、重低音域の迫力をあますところなく再現。
独立グラウンドケーブル
グラウンドを分離した4芯構成により左右のセパレーションを改善し、音の広がりと引き締まった低音を実現。バランス接続対応機種と組み合わせれば、バランス接続を構成できます。
ケーブルを使い分けられる着脱式
別売のソニー製のヘッドホンケーブル(MUC-Sシリーズ)に対応、さらなる高音質をお楽しみいただけます。
主な仕様
ヘッドホン部
形式:密閉ダイナミック(耳覆い型)
ドライバーユニット:40mm、ドーム型(CCAWボイスコイル)
最大入力:1,500mW(IEC規格による測定値)
インピーダンス:24Ω(1kHzにて)
音圧感度:103db/mW
再生周波数帯域:5Hz~60,000Hz
質量:約220g(ケーブル含まず)
マイク部
形式:エレクトレットコンデンサー
指向性:全指向性
開回路電圧レベル:-40db(0db=1V/Pa)
有効周波数帯域:20Hz~20,000Hz
着脱式のケーブルは用途によって使い分けられる利便性だけでなく、
断線に対応できるというメリットがありますね。
いわゆる普通の3.5mmステレオミニプラグと、
スマートホンで通話できるマイクを内蔵した4極プラグのケーブルが同梱されています。
どちらも長さは1.2mなのでテレビやPCで使うには足りない場合もあります。
安っぽい段ボールではなく上質な化粧箱に収められているので贈り物にもよさそう。
外箱の内側には厚紙が緩衝材のように貼られています。
そして肉厚でヘッドホンのカラーと同じ色の箱。
デタ━━━゚(∀)゚━━━!!まじピンク!!!!ピンク!!!!ピンク!!!!!折りたたまれた状態で入っているので、箱が思ったよりも小さかったのですね。
中身を適当に出して並べても統一感のあるピンク色!
Xperia Z4の前に使っていたauの携帯電話無線機S003。
フラッシュピンクとボルドーピンクの色が絶妙に合っています。
大きくSONYのロゴが刻印されたキャリングポーチもなかなか上質です。
ヘッドホンは台紙の裏側で2本のビニールタイによって固定されています。
この台紙はピンクじゃないんだ……www
本当はマビでももっと薄いピンク色が好みなんですけど、
この濃ゆいピンクもなかなかいいですね。
ちょっと変わったビニール梱包の取扱説明書、ケーブル、リモコン・マイクつきケーブル。
1つのビニール袋が3室に分かれてそれぞれが収められています。
ケーブルを差し込むジャックには2つの溝があるのがわかるでしょうか。
この溝に合わせてケーブルを差し込みます。
ケーブルのプラグにはジャック側に対応した2つの突起があります。
「きしめん」のように平たく、表面に平行な筋の入ったセレーションコードは
からみにくい構造になっていて持ち運びに便利です。
プラグの形状に注目。
上がプレイヤー側、下がヘッドホン側です。
プレイヤー側は普通の3極なのに対して、ヘッドホン側は
4極のミニプラグになっており、
1本のケーブルで音の左右のグラウンドを分離させています。
「
独立グラウンドケーブル」…この構造のため汎用なケーブルでは代用できないらしい……
ケーブルを接続したところ。
ピンクだ……1.2mではデスクトップPCのフロントパネルに届かないので、延長ケーブルを接続しました。
1000円くらいの安物ですが問題はないようです。
これは簡易的な方法ですが、外付けのUSB DACやボリュームコントローラーなどを買って
手元で接続できるようにするといいかもしれませんね。
音質もPC直差しよりはいいと言われているし、音量を手元で変えられるのは便利だと思います。
ヘッドバンドを最大に伸ばしたところ。
ヘッドバンドとスライダーの外装は非常に軽量なプラスチックです。
伸び縮みする部分は着色されたアルミニウム。
とにかくどこを見てもピンク色なのです。
ヘッドホンの表にも裏にもネジやビスの類がなく、コードも露出している部分のないのが特徴。
ネジは折りたたみ部分に集約されています。
普段はまったく見えません。
ヘッドバンドを調整するアルミニウム製スライダーは
このように隙間に格納(?)される状態で伸縮します。
適度に弾力性と柔軟性があり、しばらく使用することによって固さがゆるみ、
側圧が軽くなって装着感がよくなります。
グレープ味のキシリトールガムと同じような色だwwwwwwww
円形のハウジング部分は一見プラスチックのようですがアルミニウムです。
ザラザラな処理と軽量・薄型なところがプラスチックにしか思えませんが、
手で触れるとヒヤッと金属特有の冷たさを感じられます。
(体温で温まるとやはりプラスチックのようにしか思えなくなりますが)
装着感の良し悪しを決める重要な部分、それがイヤーパッド。
ドライバーユニットを保護するメッシュまでピンク色というこだわり。
イヤーパッドの表面はふわっと柔らかいが、内部はわりとしっかりした感触です。
ハリを失いかけた中高年の肌……という印象でしょうか。
あまり厚みのないイヤーパッドなので耳がユニットに接触する人がいるかもしれません。
私は眼鏡をかけていますがまったく問題ありません。
しばらく使い込むと「耳の周囲に吸い付く」ような感触になり、
装着感が改善され、音漏れも抑えられます。
「
ユニット部に息を吹きかけないでください」と説明書に注意が記されています。
よくホコリを息で吹き飛ばそうとする人がいますが、機械部分を化学的に劣化させてしまうので
絶対にやめましょう。
イヤーパッドを横から見ると台形のようになっています。
ハウジングのほうが幅が広く、側頭部に接触する部分が狭くなっている構造です。
これはおそらく気密性を効率よく高めようとしているのでしょう。
表からは狭いドライバーユニットに見えますが、内部には広がりがあります。
独特の装着感を生み出しているため、好みの分かれる部分になっていると思われます。
装着感の問題でMDR-100Aよりも1Aのほうがいいという人が多いようです。
実際に比べてみるとぜんぜん違います。
100Aは耳につける位置やヘッドバンドの角度をかなり選びます。
100Aの側圧は決して強いとは感じませんが、耳を覆っている面積が狭いため、
押さえつけられているような感じが強いかもしれません。
イヤーパッドの内側には生々しいシワがあります。
外側と素材が少し違うのか、さらさらした手触りになっています。
今は冬の季節のため試すことができませんが、
暑くなって蒸れるかどうかが問題です。
右ジョイント部分にCHINAの文字が。
可動部分には複数のシリコンリングが内蔵されており、ガタツキやきしみ音が抑えられています。
ハウジングを折りたたむときにも大きな音は出ません。
広げるときにはカチッと音がします。
ハウジング上部に開けられた通気口は「ビートレスポンスコントロール」といい、
重低音のリズムを正確に再現する働きをしているらしいです。
この穴をセロテープなどで故意にふさぐことによって低音の出をコントロールできるんだとか。
公式のやり方ではないし、追求してもきりがないと思うのでほどほどに……
実際に聞いてみた感想など。
まず気がついたのは、左右の音がずいぶんはっきり分かれて聞こえるということ。
「独立グラウンドケーブル」の効果なのでしょうか。
2本のプラグの独立した専用ケーブルでなくてもこのように聞こえるのは驚きです。
(専用ケーブルと専用アンプに10万円くらいかかるんですって…)
左右の音の区別がはっきりしているのでFPSなどのゲームに有利かもしれません。
一昔前のPCのオンボードサウンド(ALC892)でさえ左右の定位がわかります。
優秀なサウンドカードやUSB DACがあればもっと明確になるのでしょうか?
マビノギでも馬が右から左へ通過していく足音を鮮明に聞き分けられるので
「あ、誰か通過していく」という臨場感を味わえます。低音がぜんぜん聞こえないなぁーと思いました。
F.R.E.Q. 4Dと比較すれば低音が弱いのは当たり前ですねwww
音というより物理的に振動させて低音を再現しているのですから。
100Aは
低音が弱いというよりも繊細に鳴らしているようです。
ズンズンと響くような迫力はあまりありませんが、聞き疲れする音ではないし、
ドライバーユニットがビビったり、ディテールが損なわれたりすることもありません。
サウンドカードやアンプがあれば20Hz付近の聞こえ方も違ってくるかもしれません。
PC直差しではトラックのディーゼルエンジンの音がスカスカ。
おそらくヘッドホンではなくオンボードサウンドの問題です。
そう思ってXperia Z4に直差しして同じ音源を再生してみたところ、
PC直差しでは聞こえなかった音が聞こえるようになりました。
これによって
オンボードサウンドでは十分な音を鳴らせないことが明らかに。
具体的にはオンボードサウンドは20Hz以下の音がノイズにすらならず
完全な無音になってしまうのに対して、Xperiaは何とか聞こえる音を出している。
★2015/11/22追記オンボードサウンドは30Hzから20Hzで一気に音が弱くなる(聞こえないわけではない)。
20Hz以下が聞こえるレベルまで音量を上げると視聴に耐えないものになってしまう。
最大入力が1,500mWあることから潜在的には大音量で鳴らすことが可能と思われる
が、
オンボードからの出力では耳を痛めてしまう恐れが非常に高い……。
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はからずもPC直差しの限界を知ることになってしまいました。★2015/11/22追記まったく同じ条件でイヤホン型ノイズキャンセリングヘッドセットMDR-NC31Eを直差しすると、
20Hzの音も頭に響くレベルでしっかりと鳴ることが判明。
高級でもなんでもないカナル型イヤホンなのに低音がしっかり出ているので、
オンボードサウンドが貧弱なのではなく、やはり100Aの低音が弱いということですね。
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ちなみに
F.R.E.Q. 4DはUSB接続であるためオンボードサウンドとは異なります。
音量MAXにするとかなり大きくなり、小型のスピーカーで鳴らしているくらいには聞こえます。
そんな大音量でも破綻せずに再生されるという点がかなり優秀です。
100Aの中高音はとてもきれいに聞こえます。
マビノギの魔法の詠唱音をF.R.E.Q. 4Dで聞くとうるさくて音量を下げたのですが、
100Aは音の輪郭がはっきりとしていながらも耳に刺さるようなことがありません。インベントリを開くときの「ヴァサッ」という音も相変わらず大きいとは感じますが、
カドが取れたように聞こえ、耳に優しくなっているようです。
料理に失敗したときの「パリンッ」というけたたましい音も柔らかく聞こえます。
料理の音も今まで気づかなかったところまで聞こえるようになりました。
クッキングナイフは振り下ろすときだけでなく上げるときにも音がしていることや、
茹でる料理で沸騰するお湯の気泡がコポコポという音など、
気にすることもなかった音まで鮮明に聞き取れるようになりました。
これはプラシーボ効果(意識して聞き取ろうとしているから)かもしれませんww
交易象の足音はF.R.E.Q. 4Dでは重低音の振動で潰れてしまっていたのですが、
100Aでは音の一つ一つが分離して聞こえるため、非常に軽快な印象に変わりました。
潜伏している略奪団の心音(インプレーダー)がすごい!定位がものすごくはっきりしています。
こんなにも位置がよくわかるとは驚きです。
しかも交易象の足音ときちんと区別して聞き取れます。
キャラクターの足音も自然に聞こえます。
木の床の上を走ると「とてとて」、芝生は「しゃっしゃっ」、石畳は「てってっ」など、
鮮明に聞こえるし、音量を上げた状態でもほかの音と区別することができます。
画面の中のどこで音が鳴っているのかがこれほど鮮明にわかるとは。中高音がまったくこもらず、刺さらず、クリアに鳴ってくれるため、
「迫力」を味わうよりも分析的に音を楽しむことができます。
どの音域でも共通して感じるのは、「
音が少し離れたところから聞こえる」ということです。
音量を小さくしているからそう聞こえるというわけではないようです。
「頭の中で音が鳴っている」という感じがなく、ヘッドホンの外に広がりがあるように聞こえます。
「
密閉型ヘッドホン」に「きゅうくつで閉塞的」なイメージを持っている人は、
この開放的な音の聞こえ方には驚きを隠せないと思います。
エンジニアリングラックの「キチリリリリッ…キリリリッキリリリッ…」という音も
まるで画面の中のキャラクターが工具を操作しているかのように聞こえます。
「ヘッドホンから音が出ている」のではなく、「画面のさまざまな場所から音が聞こえる」感じです。
このヘッドホンはかなりゲーム向きなのではないかと思います。
スマホのゲームやポータブルゲーム機とも相性がよさそうですね。
サンダーの落雷の音からは想像していたような迫力が感じられません。「タンターン」という非常に乾いた音はむしろ本物の落雷に近いかもしれません。
実際に間近に落雷すると「雷の音」としてはほとんど聞こえないらしいです。
フライングソードの待機音は心地よく聞こえます。
フライングソードの待機音?実は「音質」に少し興味を持つようになったきっかけがフライングソードの音なのです。
フライングソードは休憩時以外は常に「ブーーー」という小さな低音を発しているのですが、
昔のノートパソコンのスピーカーや質の悪いイヤホンではそれが聞こえませんでした。
ボリュームを上げてもそれがフライングソードの音なのか、ホワイトノイズなのか、
パソコンのファンの音なのかいまいち判別できなかったことが。
それで当時、フライングソードの音が聞こえるかどうかがオーディオの性能の一つの目安になっていました。
まとめると…
PCのオンボードサウンドが非力なため低音が十分に出ず、全体的に「軽い」音の印象ですが、
どの音域もこもらずにクリアに聞こえ、左右の音の分離が素晴らしく、
サラウンドやイコライザを特にいじらなくても定位がはっきりしているヘッドホンです。
音楽の傾向や流行に疎いため特定のジャンルの適性などはわかりませんが、
ゲームの音楽や効果音をはっきりと聞き取るのには向いています。
オープンワールドのゲームなどは没頭感と臨場感が非常に高まりそうです。
イヤーパッドの外音遮音性はそこそこ高く、自分の発する声が違和感を覚える程度に詰まって聞こえます。
外で雨が降っていてもほとんど聞こえません。
再生機器の出力が十分でない場合、無理に音量を上げることで意図せず高音域が強くなりすぎ、
耳を痛める恐れがあります。音量を控えめにするか、ヘッドホンアンプを利用したほうがよさそうです。
アンプはただボリュームを上げるだけの装置ではなく、全帯域を均等に持ち上げるのに有効なもので、
決してオカルトグッズの類ではありません。
小型軽量(220g)、折りたたみ式、低インピーダンスなどポータブルオーディオ向きの設計でありながらも、
装着感は良好で側圧も強くなく、頭を振っても外れにくくなっています。
ボルドーピンクのほかビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエローの
全5色のラインナップがあり、同一カラーのウォークマンとそろえることが可能。
欠点があるとすれば、MDR-1Aなどほかのヘッドホンと比較した場合に
装着感や音質の面で劣っている(かもしれない)ということですね。
好みのカラーがないとか、形が気に入らないとか、ブランドが嫌いなどといえばきりがありませんが……
装着感には個人差や慣れというものがあるし、音質も同様だし、
メーカーの主張する「再生周波数帯域」の広さが必ずしも音質の評価には結びつかない点、
新製品や高価格品が必ず「高音質」なのだとすると過去の製品はそれより劣っているのかという疑問、
最終的には自分の「好み」で決まるというか決めるしかないという現実があるため、
今のところこれといった欠点は感じられません。
古い機種をやたら推すのは在庫処分が狙いのような気がするし;;
音質よりも装着感のいいものや、長時間使用しても聞き疲れしないものや、
何より愛着の湧く色やデザインのものを選ぶほうがいいと思います。
スマホ用のリモコン付きケーブル。
マルチファンクションボタンまでピンクで統一されています。
押すと通話や音楽再生ができ、もう一度押すと通話終了、音楽の一時停止。
長押しで音声認識アプリケーションの起動などの機能があります。
プラグからリモコンまでの距離はこのくらいです。
マルチファンクションボタンの反対側にはおまけ程度のマイクが内蔵されています。
感度が低いので雑音などはあまり拾いませんが、ちょっと大きな声で話す必要があります。
4極ケーブルを3極のマイクとヘッドホンに分岐するケーブルを持っていないのでPCでは試していません。
なお「ハイレゾ」が売りのヘッドホンですが、肝心のハイレゾ音源を持っていないことと、
オンボードサウンドではそもそもハイレゾの音質を十分に出力できそうにないということと、
マビノギの音声はせいぜい128kbpsのMP3ファイルでしかなく、
評価できる段階にはないため、触れていません。
気が早いですが3日間使用した追加レビュー。装着感についてはいろいろ調整が求められます。
ヘッドバンドを頭の前のほうにするか後ろのほうにするか試行錯誤が必要。
位置によっては眼鏡のテンプルを押しつけて痛くなる場合があります。
「耳たぶを下から包んで上へ持ち上げるように密閉する」というイメージが
無条件に正しいかどうかはわかりませんが、個人差の大きい部分なので
ちょっと試しただけで悪いと決めつけず、調整してみてください。
自分の耳が慣れたのかエージングなのかわかりませんが、
初日に比べると低音が少しよく聞こえるようになったような気がします。
振動板のドーム部分にチタンコーティングがされているということですが、
素人の考えで「チタン=硬質」というイメージがあり、それをほぐすのに時間がかかるような…?
とにかく原因は不明(音量やイコライザも変えていない)ですが低音の出がよくなったような気がします。
相変わらず全体として「軽い音」で、離れたところから音が聞こえる感じがし、
ボーカルなども少し遠く、広い空間を感じさせ、低音の迫力はほとんどない。
重低音を過剰に強化した音楽を聞いても「迫力」は弱い(感じ方の問題かも)。
しかし音は破綻せず、変なノイズも混じらず、聞き分けることができる。
左右の音の分離がよく、音の方角がわかりやすく、中高音域は鮮明。
普通のステレオ音源やビデオカメラで自撮りされたステレオ音声を聞くと、
なんというか「無駄に」サラウンド感が強調されているような印象で、
常に立体音響に揺さぶられていて、意識が右へ行ったり左へ行ったりと落ち着かない、
音に酔ったかのような感覚に陥ることもあります。
もしかすると
あ、
やばい、
ゾクゾク
する。ってこのことなのかも?wwwww
でもこれは「ハイレゾ」とは関係ないですね。
周波数やビット数というよりも音の鳴らし方の問題で、
もちろんそれも「音質」の概念には含まれるのでしょうけど、
私が一番「あ、やばい、ゾクゾクする。」と感じたのはこの部分です。
だからやっぱりゲーム向きだと思う。低音の迫力をブーストするあまりほかの音の分離ができなくなるといったことがなく、
足音、銃声、爆発音といったゲームの定番の効果音がよく聞こえるので、
音質にこだわらなければPC直差しの環境でも十分に楽しめると思います。
むしろ音質にこだわってサウンドカードやオーディオインターフェース等を導入しても、
電源ガー、USBの相性ガー、ホワイトノイズガー、などと不満が出てくるのがオチ。
オンボードサウンドですがホワイトノイズはまったく聞こえません。
音量をMAXにしても私の耳にはホワイトノイズが聞こえません。
USBのF.R.E.Q. 4DはViviTouchを有効にしていると音量によらず常にヒスノイズが聞こえ、
無効にしていても音量を7割ほど上げるとホワイトノイズが聞こえ始めます。
意外とオンボードサウンドって優秀。「いいヘッドホンはPC直差しではまともに鳴らせない」という先入観は解消されました。
もちろんノイズは発生しているのでしょうが、自分の耳で聞こえないノイズは無視できます。
低音が弱いのは少々残念なところがありますが、慣れれば心地よく聞こえるので問題なし。
ただ「ハイレゾ」となると話は別です。
ハイレゾで収録された音楽を再生するにはオンボードでは厳しいでしょうね。
96kHz/24bitというフォーマット、単なる「型」で再生することが可能というだけで、
十分に音を出せる設計になっているわけではないからです。
ハイレゾで鳴らせる(まともに聞こえるとは言っていない)。🔗
44.1kHzを超えるサンプリングレートで再現された音声は高音の波形がひずんでしまうらしい★さらに追記…ハイレゾとはほど遠い、10年前(2005年)のデジタルオーディオプレイヤー(DAP)。
Victorの
XA-MP101にMDR-100Aを接続して聞いてみました。
マビノギのMP3ファイルは大部分が文字化けしているため、
その不可解な文字が液晶画面に忠実に表示されています。
……音がスッカスカだ……ちょっと仕様を確認。
(;´∀`)・・・うわぁ・・・まだWindows98SEがどうのこうのって…
USB2.0に対応はしているがハイスピードでの転送には対応していないwww
ファイルの転送に関しては実質USB1.1の速度しか出せない。
周波数特性も
60Hz~20kHzと低音があまり出ない仕様。
96kbpsのMP3ファイルを再生すると低音も高音も物足りなくなるわけですよ……
この10年前のDAPとPCのオンボードサウンド(RealtekのALC892)を比べれば
PC直差しで聞いたほうがはるかに音がいいです。
DAPからも音量は十分に出ていますが、音質はかなり残念です。
音の部分だけでなく、動作もイライラするくらい遅いのが難点。
曲送りのレスポンスが遅く、曲の一覧性が悪く、検索機能もありません。
あとブルーのバックライトがまぶしすぎてウザい。ほんと目に悪い。
なるほど。
このような再生機器ではどんなにいいヘッドホンをつないでもダメなんですね。
ヘッドホンが悪いのではなく、再生機器の設計上の限界。
でも当時は2万円台後半の価格でした。
今ならウォークマンの
A25が余裕で買えてしまいますね。
ストレージは16倍。カラー液晶。Bluetooth。もちろんUSB2.0のハイスピード対応。
XA-MP101に付属されていたカナル型ではないイヤホンの音はよかったです。
よかったというか気に入っていました。
8年くらい使って断線してしまい、左耳の音がブチブチ途切れるように………。
改めてPCのオンボードサウンドの性能が想像以上に高いということと、
ヘッドホンを生かすには再生側の環境が重要であることがわかりました。
ここまでハイレゾ音源の視聴なし。MP3ごときの違いに感動しているうちはハイレゾのよさなんてわからなさそう……。
★さらに追記…YouTubeでよくある「開封動画」や「商品レビュー」や「使ってみた」等の動画のうち、
ステレオで収録されたものを視聴すると、語り手がマイクの周囲を移動しながら話している場面で
ヘッドホンからの音がそれに応じてサラウンド感満載で再生されてしまい、
肝心の話の内容が頭に入りにくかったり、聞き取りにくかったりします。
そのくらい人の声が「離れたところから」「左右に分離して」聞こえる特性があります。
動画解放軍がしきりに「トークはステレオではなくモノラルで収録しろ」と言っていた理由がわかりました。
なるほど……
たしかにトークがステレオだと臨場感やその場の雰囲気は伝わってくるものの、
肝心の内容が聞き取りにくいという欠点もある。
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2週間ほど経過したところ側圧がだいぶゆるくなってきました。
頭が慣れたのか、イヤーパッドとヘッドバンドの形状がなじんだのかはわかりませんが、
「つけていることを忘れる」ほど装着感がよくなってきました。
ティッシュ箱に挟む、ピンクノイズを大音量で鳴らし続けるなどは行っていません。
低音は相変わらずあまり出てこないので、仕様かオンボードサウンドの限界と思われます。
もし店頭で試聴しただけで「装着感が悪い」と判断してしまった場合は、
しばらく使い込むことでかなり改善される可能性があると考えられるので、
新品の状態や、不特定多数の人の頭部に装着された製品では
合わないこともあるのかもしれません。
最初は頭頂部のバンドがやや気になったし、眼鏡のテンプルの押さえつけられる感覚がありましたが、
10日目あたりからそれが解消され、頭やこめかみへの刺激を意識することもなくなりました。
**********
低価格でインピーダンス
300Ωまでのヘッドホンに対応するUSBサウンドカードにつないだところ
ボリューム最小にしても「サーーーー」というホワイトノイズ(残留ノイズ)が常時聞こえます。
低出力のアンプやアナログ式のボリュームコントローラーのついたデバイスならいいのかもしれませんが、
このヘッドホンに限らずホワイトノイズが聞こえてしまう場合は抵抗入りのケーブルを追加するだけで
ほぼ消える(聞こえなくなる)ので困っている人は検討してみてください。
私は最初「オカルトグッズではないのか?」と半信半疑でしたが、ちゃんと電気的に有効な製品でした。
ZY-Cable P to S インピーダンスケーブル ZY-001でホワイトノイズが消えたせっかく外付けのUSB DACや内蔵サウンドカードを買っても
「
ホワイトノイズが聞こえるので使うのをやめた」
「
結局オンボードに戻した」
「
もっと高いものを買わないとだめだ」
という人が意外に多いようですので、この
2017年早々のレビューが少しでも役に立てばと思います。
「
ケーブルなど余計なものを追加すれば音質は悪くなる」というのはたしかにその通りだと思います。
しかしそれを自分の耳で聞き分けられるかどうかは別問題だし、残留ノイズを抑制するというのは
定量的に評価できる「
SN比」を実際に改善する効果をもたらします。
聞こえるべき信号(
Signal)と聞こえるべきでない雑音(
Noise)の比です。
このケーブルはただ75Ωのインピーダンスを追加するだけと考えてください。
当然、同じボリュームでも音量は下がってしまうのですが、通常の音量まで上昇させても
残留ノイズがまったく聞き取れないレベルまで抑えられます。
つまり「音質をよくする」というよりも「悪いものをなくす」方向に作用し、
結果的にノイズの少ない環境を作り出すことができるということです。
このようなケーブルが一般にはほとんど流通していない
(単純なメカニズムであるのに商品化されたものが少ない?)のは、おそらく
「ケーブルだの抵抗だの追加すれば音質は悪くなるに決まっている」という固定観念があるからです。
私は音質云々よりも「ホワイトノイズが聞こえなくなった」感動のほうがはるかに大きいです。
実際、常時「サーーーー」というノイズが一様に聞こえていて気になっていたのが解消され、
ボリュームをより小さくすることができ、まともに動画視聴やゲームができるようになりました。
OSと連動するボリュームコントロール機能しか持たないサウンドデバイスの場合、
「最小音量にしてもうるさくてホワイトノイズが聞こえる」と対処のしようがありません。
ミュートしてもホワイトノイズは聞こえるはずです。それが残留ノイズです。
インピーダンスの高い低能率なヘッドホンにするか、ケーブルでインピーダンスを加えるしかありません。
サウンドデバイスに合わせてヘッドホンを替えるのもいいと思いますが、ケーブル1本のほうが安いです。
同じシリーズの
h.ear in インナーイヤーレシーバーMDR-EX750APはカナル型イヤホンですが
音の傾向は似たようなもので、低音控えめ、音の分離が良好、迫力はかなり控えめ、
遮音性は高いが密閉感や閉塞感はあまりなく、真夏でも非常に快適な付け心地。
見た目がかなりチープであることや、見るからに断線が心配になる細いコード、
付属のポーチはイヤホンのカラーリングとは異なるチャコールブラックであること、
市販されている交換用のイヤピースは色を選べないことなどが気になりました。
ポーチの色が本体と異なっていることに驚いて梱包ミスかと思ってしまったほど。
でもそれが仕様でした。カラーリングを合わせてあるのはこれの
ワイヤレス版だそうです。
あまり魅力的な音ではありませんが、聞き疲れがまったくなく、BGM用途として最適。
少し音量を大きくすることでゲームの音声が明確に聞こえるようになります。
ヘッドホンほど定位をはっきり認識することは難しいのですが独立グラウンドケーブルで
左右の分離がよく、サラウンドを楽しく体験することができます。
ケーブルの表面が硬いため
タッチノイズがかなり気になります。ゴソゴソとうるさいです。
片方のケーブルを首の後ろへ回す、SHURE掛けをする、クリップで固定するなど工夫が必要です。
意外に本体とケーブルの重量があるため
耳の穴から抜けやすいです。
非常にシンプルな形状で耳に引っかかる構造になっていないのは致命的かもしれません。
9mmドライバーの開発秘話やからみにくいケーブルなど表面的な特長ばかりが強調されて、
実際に着用した際の使い勝手は「?????」という感じ。
……見た目よりもケーブルに重さがあって下向きに引っ張られる力が常にかかります。
人によっては自然に耳から外れてしまうこともありそうです。
2017年11月14日追記購入からそろそろ2年。
すでに後継機
h.ear on 2 MDR-H600Aが発売されていますが、
こちらはすでに樹脂部分の劣化が目立ち始めてきました。
ヘッドバンドの右側に亀裂が生じています。
亀裂を見るまで気づかなかったのですが、着脱の際にこの部分にもっとも負荷がかかるようで、
スジが入り、間もなく割れそうな状態になってしまいました。
非常に薄くて軽いプラスチック……2年ももてばいいほうでしょうか。
時を同じくしてイヤーパッドにもとうとう劣化の兆候が見え始めました。
内側の素材の一部が裂け、中の白い綿のようなものが見えています。
見た目こそきれいですが樹脂や合皮は着実に劣化していることがわかります。
扱いが乱暴だったり、頭が大きかったり、炎天下で使用したりするとさらに劣化が早くなると思います。
先代が10000円台まで下がっている店がある一方で、付属品の減っている後継機は2万円近いです。
型番がMDR-100Aから
H600Aというまったく違うものになっているのが謎……
2019年11月追記イヤーパッドの劣化が進行しボロボロになってしまい、当初とは音の伝播も変化しているかもしれませんが、ミドルクラスの「ゲーミングマザーボード」に多く採用されているサウンドチップ「
ALC1220」で聞いてみました。
やはり「軽い」感じの音が特徴ですね。低音もきれいに出ています。
SoundBlasterX G5があまりにもクソだったためオンボードサウンドのほうがはるかにいいと感じられます。遅延もないしホワイトノイズもないし、「PC起動時にデバイスを認識しない不具合」もないです。
「老舗」というだけで消費者が盲信し、不当に評価されているメーカーであることがよくわかりました。
ALC1220のほうが圧倒的にレスポンスがいいです。G5には60Hzのモニターで5フレームほどの遅延があります。マビノギの足音すら遅延しているのはほんと草。オンボードサウンドのほうがゲームには有利に働き、余分な投資も必要とせず、端子やドライバーの問題に悩まされることもないということです。
「独立したサウンドデバイスのほうがいいに決まっている」というのは固定観念にほかなりません。
MSI MPG X570 GAMING PRO CARBON WI-FIは発売直後にトラブルが相次ぎ評価を落としたマザーボードですが、私の使っているものは不具合もなく安定動作しています。
CARBONの不具合を知ってワンランク上の
ACEに走った自作ユーザーが多かったようです。
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